不用品 引き取りのいいところご紹介します
彼らのようなイギリス人を見ていると、従来の個人の価値観を大事にする態度に、欧州圏との地理的、経済的つながりが加わり、投資行動にも、一層、選択の幅と柔軟さが備わったことがよく分かる。
日本とイギリスの不動産事情でもっとも違う点は、新築と中古の家のあり方だと思う。
日本で「家を買う」といえば、大体新築の家やマンションを買うことを意味する。
イギリスではその逆で、一般的にいって「家を買う」ということはすなわち中古の家を買うということである。
日本では、新築の家の価格が高く、それが中古となり、年数が経っていくに従って、価値が下がるが、イギリスではそういうことはない。
今年完成したばかりの新築の家だろうと、築百年(誇張ではない)の家であろうと、古い新しいで価格に差はつかない。
それどころか、たとえば、一九三○年代から四○年代にかけて建てられた家は頑丈にできているとの定説があり、昨日、今日完成した新築の一戸建てよりも、高い価格で売れる。
ちょうど、その年代は、第二次世界大戦中にあたり、ドイツの空襲にそなえて、煉瓦の壁などもとくに厚く造られているからである。
ちなみに、イギリスがドイツに対して宣戦布告をしたのは、一九三九私が住んでいる一戸建ては、一九二九年の建築で、築七十四年ということになるが、イギリスの住宅の大半は、この程度の古さの家で占められていると思って間違いない。
そして、それほど古くても、庭付きで寝室が四つあれば、ロンドン郊外(都心への通勤圏)で、今も四十万ポンド(七千六百万円)から五十万ポンド(九千五百万円)で売買されている。
もちろん、ただ古ければ良いというものでもない。
古ければ当然ながらあちこちに傷みも生じているわけで、それなりの手入れは欠かせない。
それが家の価値にも影響する。
屋根、樋、壁、窓、門、生垣や、内部の暖房や給湯のシステム、さらに家内外の塗装など、定期的に補修しなければならない。
イギリスの家には必ず広い庭がついているから、その芝生や木々の手入れも必要わずらわしいといえば、確かにわずらわしい。
次々に修理しなければならない個所が見つかり、金もかかる。
日本のマンション暮らしの方が、よほど楽だと思うこともある。
実は、そこに、日英の住居に対する考えの違いがある。
庭の手入れや家の補修をすべて人まかせにしていたのでは、お金がいくらあっても足らない。
そこで、イギリス人は自分でやろうとする。
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